Acier inoxydable ferritique thermo-resistant presentant d'excellentes proprietes de tenacite a b
专利摘要:
公开号:WO1991014796A1 申请号:PCT/JP1991/000344 申请日:1991-03-13 公开日:1991-10-03 发明作者:Yoshihiro Uematsu;Naoto Hiramatsu;Sadayuki Nakamura 申请人:Nisshin Steel Co., Ltd.; IPC主号:C22C38-00
专利说明:
[0001] λ 明 細 書 低温靭性, 溶接性お よ び耐熱性に優れた フ ェ ラ イ ト 系 耐熱用 ス テ ン レ ス鋼 技術分野 [0002] 〔産業上の利用分野〕 [0003] 本発明 は, 低温靭性, 溶接性お よ び耐熱性に優れた フ ェ ラ イ ト 系耐熱用 ス テ ン レ ス 鋼 に係 り , 詳 し '; は, 自 動車エ ン ジ ン の排ガス経路の一部, 特にエ ン ジ ン ら コ ンバ ー 夕 に至 る ま での高温部の経路を構成す る Ο に適 し た耐熱用 ス テ ン レ ス鋼に関する 。 [0004] 〔発明の背景お よ び従来技術〕 [0005] 近年, 自 動車の排気ガス に よ る大気汚染が大 き な問 題 と な っ てお り , 排気ガス 中の Ν 〇 χ , H C , C 0 な どの量が公害防止の観点か ら規制 さ れて き たが, 最近 . では酸性雨な どの点か ら規制が よ り 厳 し く な る 傾向 に あ る。 従 っ て排気ガス の浄化効率の一層の向上が必要 とな っ て き た。 [0006] 他方, こ の浄化効率の向上に加え, エ ン ジ ン の高出 力化あ る いは性能ァ ッ プの要求の高ま り か ら も 自動車 の排ガス温度は上昇す る傾向 にあ る。 こ の よ う な背景 か ら, 排気ガス系統の部材は運転中 に一層高温に曝 さ れる こ と にな る 。 特にエ ン ジ ン と排ガス浄化機器の 二 ンバ一 夕 と の間の部材, 例えばェキ ゾ一ス ト マ二ホ ー ル ドゃデュ ア ルチ ュ ーブ等は よ り 高温にな る こ と は避 け られない。 そ して, か よ う な部材は, エ ン ジ ン の駆 動並びに走行に よ る振動に よ っ て機械的な応力変動を 受け, ま た運転パタ ー ン に依存 した加熱一冷却サ イ ク ルゃ, 場合に よ っ ては寒冷地での低温への冷却 と い つ た大き な温度変動を受け る な ど, 機械的に も 温度的に も き わめて過酷な状況下に さ ら さ れ る こ と にな る 。 [0007] ステ ン レ ス鋼な どの耐熱鋼を こ れ ら の用途に適用す る場合, 耐熱性に優れ る こ と は無論であ る 力 こ れ ら の部材は溶接接合部を有す る (パイ プでは溶接造管 さ れる のが通常であ り , ま た他の部材 と の接続 も溶接で 施工 さ れる こ とが多 い ので, 溶接性に優れ る こ と力 必要であ り , それ らを加工す る 際の加工性に優れ る こ と も必要 と な る 。 したがっ て, ステ ン レ ス鋼であ る と い う 本来の酎食機能のほかに, こ れ らの用途では耐熱 性, 低温靭性, 溶接性お よ び加工性を同時に兼備す る こ とが重要な課題 とな る。 [0008] S U S 304に代表 さ れる オー ステナイ ト 系ス テ ン レ ス鋼 は加工性に優れ且つ溶接性 も 良好であ る ため に上記の よ う な用途に対 して有望な材料であ る と考え られてい る。 しか しオ ー ス テナイ ト 系ス テ ン レ ス 鋼は熱膨脹係 数が大き い こ とか ら, 加熱一 冷却を受け る よ う な用途 では使用 中 に発生す る熱応力 に よ る熱疲労破壊が懸念 1 さ れ る 。 ま た, オ ー ス テナイ ト 系 ス テ ン レ ス 鋼は表面 酸化物 と の熱膨脹差が大き いため, 加熱 - 冷却に よ つ て表面酸化物が剥離 しやすい。 こ の よ う な こ と か ら, [0009] Inconel 600に代表 さ れる N i基の合金が自 動車排ガ ス経路の一部に適用 さ れて い る 。 こ の合金材料は熱膨 脹係数が低 く . ま た表面酸化物の密着性な ど耐高温酸 化特性に優れ, かつ優れた高温強度を有 してい る の で 有望な材料であ る。 しか し, き わめて高価な材料であ る ため広 く 一般に使用 さ れ る に は至 っ ていない。 [0010] —方, フ ェ ラ イ ト 系ス テ ン レ ス鋼はオー ス テナ イ ト 系ス テ ン レ ス 鋼に比べて安価であ る。 ま た熱膨脹係数 が小 さ いた め熱疲労特性に優れて い る ので加熱一 冷却 の温度サイ ク ルを受け る よ う な用途に適す る と考え ら れ る 。 そ の ため, 自動車排ガス経路の一部に対 して, Type409や SUS430で代表 さ れ る フ ェ ラ イ 卜 系ス テ ン レ ス鋼が使用 さ れ始めて い る 。 し力、 し, こ れ ら の材料は 900°C以上にな る と強度が著 し く 低下す る と い う 性質 があ り , こ のために強度不足に よ る高温疲労破壊を起 こ す と い う 問題 と, 耐酸化限界を越え る と異常酸化を 起 こ す と い う 問題があ る。 こ れ ら の問題に対 し, 高温 強度を改善す る各種合金元素を添加 し, ま た耐酸化性 の改善を C r量の増量に よ っ て行 う こ と も可能であ る が, か よ う な合金元素の添加お よ び C r量の増量は一 般に鐧の衝撃靭性を著 し く 劣化さ せ, ま た溶接性お よ び加工性 も著 し く 劣 る よ う にな る。 [0011] こ の よ う に, 排気ガス浄化効率の向上, エ ン ジ ン の 高出力化お よ び高性能化な どの進展に伴っ て厳 し く な る耐用条件に適合す る ステ ン レ ス鋼材料, すなわ ち, 高温強度, 耐酸化性, 耐熱性, 靭性, 溶接性お よ び加 ェ性 と い っ た多性質を同時に満足でき且つ柽済的な材 料はオー ステナイ ト系お よ び フ ェ ラ イ ト 系 と も現状で は出現 していな い。 も し, フ ェ ラ イ ト 系ス テ ン レ ス 鋼 が有す る前記の特質を生か しなが ら, ―層の耐熱性 と 高温強度を有 し, 且つ製造性, 加工性, 溶接性お よ び 低温靭性に優れた フ ェ ラ イ ト 系ステ ン レ ス鋼が得 ら れ れば, 上記の よ う な特殊用途に対 して き わめて有望な 材料を得る こ とができ る。 [0012] 特開昭 64 - 8254号公報は, か よ う な用途への フ ェ ラ イ ト 系ス テ ン レ ス 鋼を開示す る 力 低温靭性について は不明であ る。 他方, 特公昭 5 9 - 52226号公報お よ び特 公昭 6 1 - 441 2 1号公報は C uと N iを添加 した う えで S を 極端に低下す る こ と に よ っ て塩素イ オ ン に対す る 発銹 抵抗性 と酎酸性を改善 した フ ェ ラ イ ト 系ステ ン レ ス鐧 を開示する が, 高温強度, 耐熱性, 溶接性, 低温靭性 等については全 く 教え る と こ ろ はない。 [0013] 〔発明の 目 的〕 [0014] したが っ て本発明の 目 的 は, 自動車排ガス経路の部 材, と り わ けエ ン ジ ン と コ ン ノく一 夕 と の間の高温に曝 さ れ る 部材に要求 さ れ る過酷な前記の諸性質を同時に 満足す る フ ェ ラ イ ト 系 ス テ ン レ ス鋼を得る こ と , と り わ け, フ ェ ラ イ ト 系 ス テ ン レ ス鋼 の本来 の欠点であ る 低温靭性を改善 し, ま た製造上お よ び施工上問題 と な る 溶接部の溶接高温割れを も 防止でき る フ ェ ラ イ ト 系 耐熱用 ス テ ン レ ス鐧を得る こ と にあ る 。 [0015] 〔発明の開示〕 [0016] 本発明 は, 重量% において, [0017] C : 0.03 %以下, [0018] S i : 0.卜 0.8%, [0019] M n : 0.6— 2.0% , [0020] S : 0.006 %以下, [0021] N i : 4 %以下, [0022] C r : 17.0- 25.0% , [0023] N b : 0.2- 0.8% , [0024] M o : 1.0— 4.5% , [0025] C u : 0. 1~ 2.5% , [0026] N : 0.03 %以下, [0027] ただ し, 前記の範囲 において, [0028] M n% / S % の比が 200以上, [0029] 〔 N b〕 = N b% - 8 ( C % + N % ) [0030] の式に従 う 〔 N b〕 が 0.2以上, お よ び [0031] N i % + C u%力 4 以下 [0032] の関係を満足す る よ う に こ れ ら の元素を含有 し, 残 部が F eお よ び製造上の不可避的不純物か らな る 低温 靭性, 溶接性お よ び耐熱性に優れた フ ェ ラ イ ト 系耐熱 用 ステ ン レ ス鋼を提供する。 [0033] ま た, 本発明 は, 前記の鋼に, さ ら に [0034] A 1 : 0.5%以下, [0035] T i : 0.6%以下, [0036] V : 0.5%以下, [0037] Z r : 1.0 %以下, [0038] W : 1.5%以下, [0039] B : 0.01 %以下, [0040] REM : 0. 1 %以下 [0041] の一種ま たは二種以上を含有 した低温靭性, 溶接性お よ び耐熱性に優れた フ ェ ラ イ ト 系耐熱用 ス テ ン レ ス鋼 を提供す る 。 [0042] 〔図面の簡単な説明〕 [0043] 第 1 図は本発明をなすに至 っ た高温引張試験結果の 例を示す M 0量 と高温引張強度 と の関係図であ る。 [0044] 第 2 図 は高温酸化試験結果の例を示す M n量 とス ケ 一ル剝離量の関係図であ る。 [0045] 第 3 図は溶接高温割れ試験結果の例を示す M n/S と 臨界歪量 と の関係図であ る。 [0046] 第 4 図 は シ ャ ル ピー衝撃試験結果の例を示す C u量 と シ ャ ル ピー衝撃試験値の関係図であ る。 [0047] 〔発明の詳述〕 本発明者 ら は前記の 目 的を達成すべ く 試験研究を重 ね, 以下の如 き知見を得る こ と ができ た。 [0048] 第 1 図 は, 材料に要求さ れ る重要特性であ る高温強 度の観点か ら F e- 18% C r- 0.45% N bを基本組成 と し, 表示温度での高温引張強 さ に及ぼす M 0お よ び C uの影 響を調べた結果を示 した も のであ る。 同図 に見 ら れ る よ う に, M 0を 1 %以上添加す る こ と に よ っ て高温強 度が改善 さ れてい る 。 ま た, M o- C uの複合添加 に よ つ て M 0単独添加 よ り も高温強度が上昇 して い る 。 し たが っ て, 高温強度が要求 さ れ る材料では M 0と C uの 複合添加が有効であ る と の知見を得た。 [0049] 第 2 図 は, も う 一方の重要特性であ る高温酸化特性 の う ち, 耐ス ケ ー ル剝離性について M nの影響を調べ た も のであ る 。 試験は F e- 18% C r- 0.45% N bを基本 組成 と して M n量を変化さ せ, 大気中で 900 °Cお よ び 1000 °C において 100時間の連続酸化を実施 し, スケ一 ル剝離量を調査 した。 その結果, いずれの試験温度で も を 0.6%以上添加す る こ と に よ っ て スケ ー ル剝離 が抑制 さ れた。 したが っ て, M nは フ ェラ イ ト 系ステ ン レ ス鋼の耐酸化限界を上昇 さ せ る と の知見を得た。 [0050] 第 3 図は, F e- 18% C r-0.45% N bを基本組成 と し, 第 1 図で効果の認め られた適量の M 0と C uを複合添加 した う え, M nと S を変動 さ せ, 溶接高温割れに及ぼ す M n/S 比の影響を調べた も のであ る。 溶接高温割れ 試験は, 1.2ram厚の冷延焼鈍板を作成 し, 40mm X 200mm の試験片に加工後, 試験片の両端を保持 して長手方向 に引張 り 応力 を付加 した状態にて T I G 溶接を行な い, 割れが発生 し始め る最小の ひずみ量を臨界歪量 と し, こ れを溶接高温割れ感受性の指標 と した。 第 3 図 に見 られる よ う に, M 0- C u複合添加の場合, M n/S 力 200 以上にな る と臨界歪量が増大 し, 溶接性が改善 さ れ る 効果が認め られた。 こ の結果, 溶接高温割れを改善す る ためには M n/S が 200以上 と な る適正量の M IIを添 加する こ とが有効であ る と の知見を得た。 [0051] 第 4 図は, 製品 と しての靭性を把握す る ため に F e- 18% C r-0.45% N bを基本組成 と し, M oお よ び C uの 影響を調べる ために シ ャ ル ピー衝撃試験を実施 し た結 果であ る。 M 0を添加す る と衝撃値が低下す る こ と は 従来よ り 知 ら れてい る結果 と 同 じであ る 力;, さ ら に, C Uを複合添加す る こ と に よ り 靭性が改善さ れる と い う 新 しい知見を得る こ と がで き た。 中で も 4 % M 0添 加鐦の よ う に衝撃靭性が著 し く 低い も ので も , C uを 複合添加する こ と に よ っ て十分に衝撃値が改善 さ れる こ とがわ力、 つ た。 ま た, N iお よ び M 0と の複合添加に よ つ て低温での衝撃靭性を改善でき る ごとが後記実施 例に示 した よ う に判明 した。 こ の こ と は重大な知見て あ り , 冬期の低温環境下に さ ら さ れ る部材 (低温環境 でのエ ン ジ ン始動の よ う に, 低温で機械的振動が付与 さ れる エ ン ジ ン直結部材 · 具体的 に はマ二ホ ー ル ドゃ デュ ア ルチ ュ ー ブ) に は特に有効 と考え ら れ, 今後予 想 さ れ る ま す ま す厳 しい条件において も 使用可能 と な こ の よ う な知見事実に基づ き . 本発明 は高温強度, 熱疲労特性お よ び耐酸化性に優れ, かつ, 溶接性お よ び低温靭性に優れた ト ー タ ルバ ラ ン ス の良好な フ ェ ラ ィ ト 系ス テ ン レ ス鋼を提供す る も のであ る 。 [0052] 以下に本発明鋼にお け る 各化学成分値の含有量を限 定 し た理由 を概説す る。 [0053] C お よ び N : C と N は一般的 に は高温強度を高め る ために重要な元素であ る が, 反面含有量が多 く な る と 耐酸化性, 加工性な ら びに靭性の低下を来す。 ま た C と N は N bと の化合物をつ く り , フ ェ ラ イ ト 相中の有 効 N b量を減少せ しめ る。 したが っ て, C と N は低い こ とが望 ま し く , それぞれ 0. 03 %以下 とす る 。 [0054] S i : S iは耐酸化性の向上に は有効な元素であ る。 しか し, 過剰に添加する と硬さ が上昇 し加工性, 靭性 の低下す る よ う に な る ので 0. 1〜 0. 8 % の範囲 とす る。 [0055] M n : M nは前述の試験結果に示 した よ う に溶接高温 割れに有害な S を M n S の形で固定 し, 溶接金属中 の S を除去, 減少せ しめ る 。 S 自身の低減 も有効であ る が M n / S ≥ 200の関係を満足すれば良好であ る こ とか 判明 した。 一方, M nは前述の よ う に耐スケ ー ル剝離 性の面で 0.6%以上添加する こ と に よ つ て耐ス ケ ー 儿 剝離性が改善 さ れ る。 したが っ て, M nは 0.6〜 2.0 の範囲 と し, 且つ M n/S ≥ 200の関係を満足す る こ と が必要であ る。 [0056] S : S は上述の ご と く 溶接高温割れに対 して有害であ る ので可能な限 り 低いほ う が望ま しいカ , 低 く 押 さ え る ほ ど製造 コ ス ト の上昇を招 く 。 本発明鋼において は S は 0.006% ま で許容 して も前述の よ う に M nの作用 に よ つ て十分な耐溶接高温割れを有す る の で S の上限を 0.006 % とす る。 [0057] N i : N iは実施例力、 らわか る よ う に, C Uと 同様な 靭性改善効果を も た らす。 しか し, 過剰に添加す る と 高温においてオーステナイ ト 相の析出な どが起 こ り , 熱膨脹係数の増大な どに よ る 熱疲労特性の低下な どが 懸念 さ れ る 。 こ のためオー ス テナイ ト 生成元素であ る C uと の複合添加において, N i + C uが 4 %以内の関 係を満足す る 必要があ る こ とがわか っ た。 こ の結果か ら上限を 4 % と した。 [0058] C r : C rは耐食性, 耐酸化性の改善に不可欠の元素 であ る。 下限を 17% と したのは 900°C以上の酎酸化性 を維持す る ためには 17%以上の添加を必要 とする か ら であ る。 酎酸化性の面か ら C rは高いほ ど好ま しい力、, 過剰に添加す る と鋼の脆化を招 き , ま た硬さ の上昇に よ っ て加工性 も劣化す る ので上限は 25% とす る c N b : N bは高温強度を維持せ しめ る の に必要な元 素であ る 。 ま た加工性お よ び耐酸化性の改善や高周波 溶接に よ る造管性に も 好影響を及ぼす。 後述の第 2 表 の高温引張試験結果か ら も判 る よ う に高温強度を改善 す る ために は少な く と も 0.2 %添加する 必要があ る 。 し力、 し N bは C と N に よ る 化合物をつ く る のでただ単 に下限を 0.2% と して も C と N の量に よ っ て固溶 N b は減少 し, 高温強度に及ぼす N bの効果は減少す る 。 し たカ っ て, [0059] 〔 N b〕 二 N b% - 8 (C % + N % [0060] の式に従 う 〔 N b〕 が 0 · 2 %以上 と な る 関係を満足す る こ とが必要であ る。 一方, N bを過剰に添加す る と溶 接高温割れ感受性が高 く な る 。 十分な高温強度を維持 し, な おかつ溶接高温割れ感受性に あ ま り 影響を及ぼ さ な い よ う に N bの上限を 0.8% とす る c [0061] 0 : M oは前述の試験結果で も述べた よ う に添加す る ほ ど高温強度を上昇 さ せ る 。 ま た酎高温酸化お よ び 耐食性の改善に も有効であ る。 一方, 過剰に添加す る と低温での靭性を著 し く 低下 さ せ, ま た製造性, 加工 性の低下を き たす。 こ のため, 1.0〜 4.5% , 好ま し く は 2, 0〜 4.5% , さ ら に好ま し く は 2.5超え〜 4.5% % とす る。 [0062] C u : C uも前述の試験結果で述べた よ う に靭性面で 非常に有効な元素で本発明鋼の重要な元素であ る 。 靭 性改善効果を得る に は第 4 図 に見 られ る よう に 0.1 % 以上必要であ る ため, 下限値を 0.1% と した。 一方, 過剰に添加す る と硬質 と な り 加工性を害す る 。 ま た, 熱間加工性に も著 し く 悪影響を及ぼすので上限を 2.5 % とする。 [0063] A 1 : A 1は耐高温酸化特性を改善す る。 しか し過 剰に添加す る と製造性, 溶接性で問題にな る ため上限 を 0.5% とす る。 [0064] T i : T iは高温強度を上昇さ せ, 加工性 も 改善す る。 しか し A 1同様過剰に添加する と製造性, 溶接性 で問題にな る ため . 上限を 0.5 % とする。 [0065] V : V も T iと 同様に高温強度を上昇さ せ, 加工性 を改善す る。 しか し, 過剰に添加する と逆に強度の低 下を招 く 。 よ っ て上限を 0.5% とす る。 [0066] Z r : Z rは高温強度を上昇さ せ, 高温酸化特性を 改善する。 しか し, 過剰に添加す る と強度の低下を招 く ので上限を 1.0% とす る。 [0067] ^¥ : も 丁 1ゃ 同様, 高温強度を上昇さ せ, 加工 . 性を改善す る。 しか し過剰に添加する と強度の低下を 招 く ので上限を 1.5% とす る。 [0068] B : B は熱間加工性を改善 し高温強度 も上昇 さ せ, 加工性を も 改善す る 。 しか し, 過剰に添加す る とかえ つ て熱間加工性の低下を招 く ため, 上限を 0.01 % とす る o REM : 希土類元素は微量添加 に よ っ て熱間加工性を 改善 し, 耐酸化性特にス ケ ー ルの密着性を改善す る c しか し, 過剰に添加す る と逆に熱間加工性の低下を招 く ため, 上限を 0. 1 % とす る 。 [0069] 〔実施例〕 [0070] 第 1 表に供試材の化学成分値を示 した。 M 1 〜 M 21 は本発明鋼で, M 22〜 M 30は比較鋼であ る。 こ れ ら の 鋼は, 実験室にて 30kg鐧塊を作成 し, 25mm 0 の丸棒 と 25mni厚の板に鍛造 し た。 丸棒は 950°C〜 1100°Cで焼鈍 後, JIS標準の高温引張試験片に加工 した。 锻造板は 切削後 1200°Cで炉か ら抽出 して熱間圧延を施 し, 厚 さ 5 mmの熱延板 と し, 950て〜 1100 °Cで焼鈍後, 一部は その ま ま で シ ャ ル ピー衝撃試験片に加工 した。 残部は 冷延, 焼鈍を繰 り 返 し, 2 mmの板厚にて高温酸化試験 を実施 し, 1.2mmの板厚において溶接高温割れ試験を 実施 した。 [0071] 第 2 表に, J I S標準で実施 した高温引張試験に よ る 高温引張強 さ , 900°Cお よ び 1000°Cでの 100時間の連 . 続酸化試験に よ る スケ ー ル剝離量, 本文に記載 した溶 接高温割れ試験に よ る 溶接時の臨界歪量, お よ び 4.5 mmの板厚で V ノ ツ チ シ ャ ル ピー衝撃試験片で実施 し た シ ャ ル ビ 一衝撃試験の結果を示 した。 [0072] 第 2 表の結果か ら, N b. M oお よ び N iを添加す る こ と に よ っ て高温強度が上昇 してい る こ とがわか る 。 ま た M oお よ び C 11の複合添加鋼は さ ら に高温強度の上昇 が見 られ る。 連続高温酸化試験結果では 900 °Cお よ び 1 000 °C と も M n量が 0. 6 %を越え る と耐ス ケ ー ル剝離性 が著 し く 改善さ れる こ とがわかる 。 ま た, 溶接高温割 れ試験にお ける臨界歪量は M n / S が 200を越え る と著 し く 改善さ れ る こ とがわかる。 一方, シ ャ ル ピー衝撃 試験結果では, M 0を添加す る に したが っ て衝撃靭性 は低下す る も のの, C uを添加す る こ と に よ っ て靭性 が改善 さ れ, ま た N i添加に よ っ て も 同様な効果があ る こ とがわ力、る。 [0073] [0074] 第 2表 供試鋼の材料特性 [0075] 以上の よ う に本発明 に よ れ は, 高温強度お よ び耐高 温酸化特性に優れた う え, 耐溶接高温割れ に優れ , し か も フ ェ ラ イ ト 系 ス テ ン レ ス 鋼 の欠点であ る 低温靭性 も 改善 さ れた, 前記の 目 的 に かな っ た フ ユ ラ イ ト 系耐 熱用 ス テ ン レ ス 鋼が得 ら れた。 し たが っ て特 に 今 後 〇 エ ン ジ ン の高 出力 化お よ び高性能化に応え う る 排 ガ ス 系統用 材料, 特 に エ ン ジ ン と コ ン バ一 夕 と の 間 の溶接 造管 さ れ ま た溶接接合部を も つ加工管路部材 と し て, 有用 な新規品を提供す る こ と がで き る 。
权利要求:
Claims 請求の範囲 ( n 重量% において, C : 0.03%以下, S i : 0.1〜 0.8% , M n : 0. 6— 2.0% , S : 0.006%以下, N i : 4 %以下, C r : 17.0- 25.0 % , N b : 0.2— 0.8% , 0 : 1.0— 4.5% , C u : 0. 1— 2.5% , N : 0.03%以下, ただ し, 前記の範囲において, M n% / S % の比が 200以上, 〔 N b〕 = N b % - 8 ( C % + N % の式に従 う 〔 N b〕 が 0.2以上, お よ び N i % + C u%力 4 以下 の関係を満足す る よ う に こ れ らの元素を含有 し, 残 部が F eお よ び製造上の不可避的不純物か らな る 低温 靭性, 溶接性お よ び耐熱性に優れた フ ニ ラ イ ト 系耐熱 用 ス テ ン レ ス鋼。 (2) M 0は 2.5超え〜 4.5%であ る請求の範囲第 1 項 記載の フ ェ ラ イ ト 系耐熱用 ス テ ン レ ス鋼。 (3) 重量% において, C : 0.03%以下, S i : 0. 1 ~ 0.8 % , M n : 0.6〜 2.0 % , S : 0.006 %以下, N i : 4 %以下, C r : 17.0~ 25.0%- N b : 0.2— 0.8% , M o : 1.0— 4.5% , C u : 0. 1 5 % , N : 0. 03 %以下, を含有 し, 且つ A 1 : 0.5%以下, T i : 0. 6%以下, V : 0.5 %以下, Z r : 1.0 %以下, W : 1.5 %以下, B : 0.01 %以下, REM : 0. 1 %以下 の一種ま た は二種以上を含有 した う え, 前記の範囲 において, U n% / S %の比が 200以上, 〔 N b〕 = N b % - 8 ( C % + N % ) の式に従 う 〔 N b〕 が 0.2以上, お よ び N i % + C u %力く 4 以下 の関係を満足する よ う に こ れ ら の元素を含有 し, 残部 が F eお よ び製造上の不可避的不純物か ら な る 低温靭 性, 溶接性お よ び耐熱性に優れた フ ェ ラ イ ト 系耐熱用 ス ア ン .レ ス鋼。 (A M 0は 2.5超え〜 4.5%であ る請求の範囲第 3 項 記載の フ ェ ラ イ ト 系耐熱用 ステ ン レ ス鋼。 (5 当該ステ ン レ ス鋼材料は, エ ン ジ ン と排ガス浄化 機器 と の間の排ガス管路部材を構成す る の に使用 さ れ る請求の範囲第 1 , 2 , 3 ま た は 4 に記載の フ ェ ラ イ ト 系耐熱用 ス テ ン レ ス鐦。
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